なぜ必要なのですか
- ひぐらし文庫
- 2024年8月18日
- 読了時間: 2分

自分のやらなきゃの目標をたてながら、あいまあいまについついお菓子食べたり動画見たり、本を読んでうっかり寝落ちしたり。製本作業を終えた夏。この数カ月の作業で毎度になりますが、しっかり腕の筋を痛めており、やる気とともに静養しております。
いつもですと、年の初めに発表されるコンクールの課題から複数パターンを考えるなかで、候補だった別パターンを提出するのですが、コンクールの展示作品が納得いかず、今回は同じものを提出しました。
どこでもいつでもどの作品でも、目の前の展示してあるものを見て、見比べて自分の至らなさだけが目について、それまでの苦心した時間も意味のないものに思えてきて、悲しくなります。

コンクール参加で回を重ねていくにつれ、会場でお手伝いをしながら、他の参加者の方から提出までの経緯を聞いていると、どこが難しいのか、どこがすごいことなのかがよくわかるようになってきました。自分でも作業をしているということも、あると思います。
参加の方々のほとんどは提出した1冊で完成したわけではないし、「うつわ」部分の製本をよしとする前に、「なかみ」をどうするかの方が時間がかかるのも同じで。決してその目の前にある1冊が、当たり前のようにできたわけではないのだと強く思います。
なぜ、作るのか。
ネットや電子書籍の方が楽だし簡単に手に入るし、刹那で意識をいろいろかたむけることがとても楽しいのです。ついつい気になることを検索してみたりしてあっという間に時間が過ぎてしまうこともしばしば。
それでも、なぜ作るのか。なぜ必要だと思っているのか。
「生み出す」ことで、お金でつなぐ世界とは異なる世界を成立することができると思っているからです。それは必ずしも「本」でなくてもよいのですが、わたしにはその選択のひとつに「本」があり、この先、言葉や物語、情報を伝える手段としての選択をすこしでも多く残しておきたいという願いがあります。
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