仕事納め、大掃除、年賀状も書き終わり。やっと一息のころあい。
後回しにしたものを思い出し、追い立てられるような気持になります。
そんな中、こんなことをいうと「いまさら?」といわれるのですけど、ずっと巡っていたこのもやもやを、年も終わる前に書いておこうと思いました。
「商品」としての基準をクリアして提供するって、こんなにも無駄を生み出すものなのですかね。至らないもの、余りものがすごく多い。自分で作るようになってみて、はじめてこんなに捨てるところがあるのか!と震えました。
これは今までの仕事柄での感覚なのかもしれません。
ものを売る人は無駄を極力なくすことも大切な仕事です。それは確実に利益になるはずだったもの、こと本屋にかんしては薄利のため、知恵を絞って「汗をかく」ことでサービスをひねり出します。たまに裏表使用されている販促物を見て、ウラ使えないじゃん!と、こぶしを握ってしまうほど、身体にしみついています。
基準に合わせる部分の素材「以外」のもの、よいものを組み合わせるまでの試作「途中」のものが数多く捨てられて、初めて人に伝わるものになります。それは他の人からみれば「無駄」といわれるもの。どのものにもいえることなのかもしれません。
本の「うつわ」だけではなく「なかみ」でも、前に売れた内容や流行のものをもとにしたものであれば無駄にはならないってのも確かにわかるけど。
でも、それってわくわくするもの?
ムダムダムダとそちらばかりが気になって、ひとたび頭を冷やしてみれば、無駄という軸でみてしまえば、すべてが無駄になるのかもしれません。きっと、つくるということは、わくわくの軸でみていけばいいことだという結論に、ようやくたどり着いたこの半年でした。
今年はお詣りがままならない。
そこで神社にお参りが簡単にできるように、あまった紙でポップアップカードを作ってみました。
今年もよいお年を
来年もみなさまもすこやかにお過ごしください。
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