製本コンクール2022また今年も参加させていただきます。コンクールのお約束で実はどのような作品であるかなどは、事前にお話しすることができません。コンクールが終わるとすぐに別の展示の準備をするので、うっかり気が付くとなにもかも終わって秋になっているなんて年もありました。今年も盛りだくさん企画がある...
これから100年の展示ケースの前、開脚ではりつき凝視するほど気がかりだった話の続きです。 厚紙で包んだ装丁の上製本、ハードカバーとも呼ばれますが、それは糸で綴られていることが前提です。明治時代の後半くらいの本を見ていると、背の部分に綴られている痕跡が見えないのです。糊が今ほど強力ではないのに...
だいたい100年までのものがたり市ヶ谷の杜 本と活字館「100年くらい前の本づくり」に行ってきました。 よく博物館、美術館の展示品に書籍が入っていることがあるのですが、本のつくりを見たくても、製本そのものを見せてるわけではないので、肝心のところが見えなくて。もやもやっとして帰ることが多く、困っていました。...