今年もよろしくお願いします。

昨年もたくさんの方々に支えられたと感じる一年でした。

今年もよろしくお願いします。

どんどんと目まぐるしく、歳を重ねていくと光陰矢の如しという言葉は身に沁みます。今までは違和感を覚えていたのに、すっかり日常の一部としている自分もいます。

一番の変化はいつも読書に使っている時間が少なくなったこと。

本が好きで、知ることが好き、時間があれば何かしら活字を眼で追っている自分に気づくほどだったのに。日々の雑事だけではなく、ちょっと時間があいているときには、なぜかあちこちサイトの見出しを見てみたり、動画を見てみたり、逆に、気がついたら日が暮れていたような、以前の読書体験からはほど遠く、すぐ気が反れてしまうことも多くなりました。

忍び寄るように何か自分の中に変化が起きている。その変化は徐々にはっきりと見えてくるのに、すでに日常過ぎてわからなくなっているのがちょっと怖くなる時があります。

そんな日々に思うこと。

きっと今までもこのようなことを味わった人は、歴史と呼ばれる過去の中でも多くあったに違いありません。その中でどんなに優れた技術でも、どんなに残そうと努めても、継承できず終わってしまうものも多くあるということもあるのだろうと思います。ただ、そんななかでも必ず残る技術もある、この長い長い過去で知っている。いや、わかるはず。

どうすればこの紙の技術は残せるのか、わたしたちの身のまわりに残るのか。

もうちょっとだけ模索しながらカタチにしていければと思う一年です。