なつのおはなし展

6月の製本コンクールに引き続き、展示のお誘いがありました。

今回のテーマは、「なつのおはなし」

会場での説明はこちらです。

おもいでのおすそわけ(夏)

製本をするときに、いつも頭にあることは、「本は人の手に取られた瞬間から、その本の時間が始まるということ」で、本は決して同じものであったとしても、手に取られた瞬間から、その本は唯一無二のものになるということです。ひとたび手にされれば、また、手を加えられると、その人にとっての特別な1冊となります。

その特別な1冊を誰かに送れるようにしたら、互いの特別な1冊になるのかもしれない。と、思って、郵送可能な形で、折りたたみ、本になるようにしてみました。

見本作品も作ってみました。

以前勤めていたお店が閉店することになり、写真に残しておきたいと撮影許可をもらえたので、そのお礼の手紙です。展示が終わったら、送ってみようと思っています。